【焼き菓子のご紹介】琉球王国への想い✕いまいパンの技術で誕生した「琉球世界遺産スイーツ」

【焼き菓子のご紹介】琉球王国への想い✕いまいパンの技術で誕生した「琉球世界遺産スイーツ」

特集

2024.02.01

2000年12月、首里城跡のほか9つの施設が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界文化遺産に登録されました。それらがつくられた琉球王国時代は、中国・朝鮮・日本・東南アジア諸国との広域の交易を経済的な基盤とし、当時の日本の文化とは異なった国際色豊かな独特の文化が形成されていました。

「琉球世界遺産スイーツ」はそんな琉球王国の歴史へ想いを馳せ、そこにいまいパンの技術を掛け合わせることで生まれた、いまいパンならではの焼き菓子シリーズです。大切な方へのギフトにどうぞ。

地元・沖縄の文化を、自分たちが培ったお菓子づくりの技術を通して伝えていきたい

「いまいパン」本店のある真地(まあじ)のすぐ近くには首里城跡、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)、玉陵(たまうどぅん)があり、そして、「王朝食パン」の店舗がある識名園もそれら世界遺産の1つです。

沖縄独特の文化でもある「ちゃんぷるー」精神で、沖縄の食文化と、オーナー夫婦が修業や旅をしてきた国々のお菓子の文化を掛け合わせて、「琉球世界遺産シリーズ」という焼き菓子をつくりました。

「識名園 浪漫餅(るうまんぺい)」識名園を訪れた方に“思い出”を持ち帰ってもらいたい!

当時、識名園にはお土産がなく、「訪れた方々に思い出を持ち帰っていただきたい」との思いから生まれたのが、「識名園 浪漫餅(るうまんぺい)」です。

近くにある老舗の煎餅店の塩せんべいをベースに、フランスの焼き菓子である「フロランタン」風に仕上げました。グツグツと煮たバター、生クリーム、砂糖、ハチミツをキャラメリゼし、アーモンド(アマンド)とココナッツ(ココ)のそれぞれをコーティング。塩せんべいにのせて、フランス・ブルターニュ地方のゲランドの塩をまぶしてあります。

そして、識名園を天空から眺めた絵を、南城市・久高島在住の画家・山崎紀和(やまざき・のりかず)さんに描いていただき、パッケージにあしらいました。

風光明媚な識名園は琉球王家の別邸として、中国皇帝の使者・冊封使(さっぽうし)をもてなす場として使われていました。池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむことができる「廻遊式(かいゆうしき)庭園」で、池の周りには、赤瓦の御殿(うどぅん)建築、築山(つきやま)、果樹園、樹林が配置されています。とりわけ、中国様式を模したアーチ橋と池の調和が、えも言われぬ、まさに“絶景”!

そんな絶景の庭園を眺めながら、ゆっくりとお茶の時間を過ごしていただきたい。「識名園  浪漫餅(るうまんぺい)」は、そんなゆったりとしたティータイムを演出してくれる一品です。

「琉球国王のティータイムクッキー」王様の“ビックリ体験”をお菓子で表現してみました

琉球世界遺産スイーツ第2弾は、琉球王国の王様をモチーフにつくりました。その名も「琉球国王のティータイムクッキー」。

このパッケージの真ん中に描かれているのが王様です。何とも言えない表情をしていますが、これは未体験のおいしさにビックリしている様子を表現しています(王様を囲むように立つ異国の方たちの自信満々の“どや顔”もクスッとしてしまいます)。

当時、琉球王国にはオランダ、イギリス、フランス、アメリカなどさまざまな国から使者が訪れていたことが史実に記されています。そこで、「各国のスイーツを琉球国王が初めて口にしたとき、きっと驚いただろうなぁ」と想像しました。

そこで、「もしも琉球国王がフランスのお菓子を食べたら…」という発想から生まれたのが、「琉球国王のティータイムクッキー」です。沖縄を連想する黒糖とさんぴん茶を使った「黒糖サブレ」と「さんぴん茶クッキー」で、“王様のビックリ”を追体験してみてください。

「首里城 嘉例餅(かりーぺい)」幸せを感じられるスパイシーな塩せんべい

琉球世界遺産スイーツ第3弾として生まれたのが、首里城をモチーフにした「首里城 嘉例餅(かりーぺい)」です。

スパイシーな香りが際立つカレー味の塩せんべいの上に、フランス菓子・フロランタンをヒントにピーナッツをキャラメリゼした、沖縄とフランスのチャンプルー菓子になっています。ちなみに、「嘉例(かりー)」は沖縄の言葉で「幸せ」を意味します。

琉球王国時代、首里城は政治と文化と貿易の中心。遠い国々から危険の多い海をはるばる渡ってきてくれた人々への感謝の気持ちに思いを馳せて、「首里城 嘉例餅(かりーぺい)」には、同じく海を渡ってきたスパイシーな香辛料を使っています。

パッケージのイラストは「識名園 浪漫餅(るうまんぺい)」と同様、山崎紀和さんに貿易で賑わう那覇のまちを描いていただきました。当時の琉球を想いながら、嘉例(幸せ)な気分を感じてください。

「斎場御嶽 願岩(うがん)」琉球王国への聖く静かな想いを紡ぐ焼き菓子

琉球世界遺産スイーツ第4弾は、琉球王国最大の聖地といわれる南城市の斎場御嶽(せーふぁうたき)がモチーフです。

斎場御嶽は琉球開びゃくの神・アマミキヨがつくった七御嶽(うたき)群の1つとされています。琉球王国を信仰面・精神面から支える国家的な祭礼の場として使われていた斎場御嶽の最大の特長は、「三庫理(さんぐーい)」と呼ばれる巨大な岩が倒れかかるように三角形をかたちづくる場所。

「斎場御嶽 願岩」は“琉球王国最大の聖地”という斎場御嶽の位置づけを大事に、この三庫理の三角形をパッケージと商品の表面にあしらい、 “祈り”や“願い”を表すネーミングとイラストを施した黒糖ガレットです。

原材料には、沖縄県産の黒糖と斎場御嶽から望むことができる久高島の塩を使用。久高島はアマミキヨが降り立った島として、琉球の神話や神事が今も息づく島で、島民はその歴史や神事を今でも大切に守り継いでいます。ほのかに余韻を残す黒糖も、もちろん沖縄県産!

神聖な風を運んでくれる「斎場御嶽 願岩」。三庫理の岩をイメージした、ちょっぴり固めの食感がクセになりますよ。斎場御嶽の空気感をイメージしながら召し上がってみてください。

琉球王国の最高女神官・聞得大君も味わった薫餅(くんぺん)を県産素材で上品にアレンジ

薫餅(くんぺん)は琉球王国御用達の菓子として献上されていた伝統菓子です。王国の最高女神官・聞得大君(きこえおおきみ)が法事用の薫餅を注文したという記録が残されています。

「KUNPEN MODERNE(クンペンモダン)」はその薫餅を現代風にアレンジ。沖縄県産のみかん果皮を砂糖で煮込んだ自家製コンフィチュールを落花生の餡に配合し、柑橘のほのかな香りですっきりとした味わいに仕上げました。

琉球王国時代、祭事や賓客のもてなし用に、宮廷の料理座の包丁人(料理人)たちがつくっていたといわれている数々のお菓子。きっと薫餅もその1つだったのでしょう。「KUNPEN MODERNE」を1片、お気に入りのお皿に乗せて、王宮のティータイムを想いながらいただきましょう。

先人から伝わる黄金言葉(くがにことば)をアレンジした占いが楽しめる「黄金煎餅(くがにせんべい)」

沖縄では生活に根ざした教えを「黄金言葉(くがにことば)」として、次の世代へと伝えてきました。生活の知恵や人間関係のコツなど、先人たちからの言葉の数々は、古くから沖縄の人たちの心の拠りどころとなっています。

「黄金占餅」はその黄金言葉を現代風にアレンジし、占い要素を加えて、お楽しみいただけるものにした“沖縄版のフォーチュンクッキー”です。パリパリのおせんべいに黄金言葉の占いが入っています。半分に割って占いの紙を取り出して読んでくださいね。

いまいパンが、琉球王国の歴史への想いと自分たちが持つ技術を掛け合わせて生まれた「琉球世界遺産スイーツ」。沖縄を愛する方へのお土産やおもたせに、ぜひご活用ください。

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